ROBJロブジュは、1910〜30年頃パリに存在したオリジナルでアーティスティックな高級小物をプロデュースしたブランドで、事業半ばで事故で亡なった創始者Jean BORNの名前をもじったROBJ のマークが付いた陶磁器やガラス製品は、シックでモダンな贈り物の代名詞のように一世を風靡したようです。
パートナーのLucien WILLMETZの奇抜な趣味を反映した個性的な
デザインの白粉入れ、ボンボン入れ、インク壺、ランプなどが主流
商品として売られましたが、中でもパフュームランプは特に人気が
ありROBJのメインとなる商品のひとつでした。
ROBJは自社工場や店舗を持たず、制作は各方面の一流メーカーに
発注し、販売はショウルームとカタログによる高級ブティック向けの
卸し専門だったようです。
本品はヴィトリフィカシオンで赤とミッドナイト・ブルーがマーブル状に
混じりあったガラスシェードが使われたロブジュの定番ともいえる
卵型のパフュームランプです。
鍛鉄の台座もオリジナルで、卵型シェードとコーディネートされております。
資料画像は、1928年版ROBJのカタログからの抜粋と、過去に扱った同タイプのランプの写真です。
電気はフランス仕様ですが、日本でそのまま使える状態でお送りします。
手元スイッチ付き、電球はピン式B22口金タイプ使用です。
【サイズ】 | 全体:高さ12.5cm 台座直径:9cm シェード胴径:7.3cm |
【年代と国】 | 1920〜1930年代 フランス |
【サイン】 | シェードと台座にRobj PARIS |
【状態】 | 良好。ガラスの台座に入る部分の表層にチップあり。 |