『ニッポン』は1930年に創られたルネ・ラリックの最も有名なパターンの一つで、様々なテーブルウェアに展開されました。
どこがNIPPONなのか?と思いましたが、真珠のネックレスを何連も巻いたようなデザインに起因しているようです。
真珠→日本という連想なのでしょう。ラリックが好んで用いた珠の
モティーフが最も多用された一例でもあります。
ルネ・ラリックのナイフレストは9種のパターンしかない上に生産数も少なかったものか、非常に稀少です。
1932年に創られた本品も、NIPPONの他のアイテムに比べて極めて少なく、滅多に目にすることさえない珍しいものです。
こう来たか!と意表を突かれるデザインはさすがラリックです。
資料画像はMarcilhac著ラリックのカタログレゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:2.3cm 長さ:8cm 幅:4.2cm |
【年代と国】 | 1933年 フランス |
【サイン】 | 底にサンドブラストでR.LALIQUE |
【状態】 | 良好。 |