WMFは1853年から現在まで続いているドイツの高級キッチンウェアとテーブルウェアのブランドで、日本でもご存知の方も多いと思います。
19世紀末から20世紀初頭の製品にはデザインの凝った美しい物が多く、アンティック銀器として大変人気があります。
本品は食卓で葡萄の房を切り分けるためのハサミです。
昔、欧米の食卓では何でも大皿や大鉢から主人や主婦が個別の器に取り分けて皆にサーヴィスするのが慣わしだったため、各種のサーヴィス用カトラリーが必要でした。
食事客がホストの手元に注目するためかサーヴァー類には概して美しいものが多いようです。
本品は葡萄の房や枝を模った綺麗なデザインで、実用にも耐えます。
【サイズ】 | (閉じた状態で)長さ:14.3cm 幅:5cm |
【年代と国】 | 19世紀末〜20世紀初頭 ドイツ |
【サイン】 | WMF I/0の刻印 |
【状態】 | 良好 |