アンティック 姉妹社

半透明な白オパリーヌにサルドニクス(紅縞瑪瑙)を模した色入り
クリスタルを被せ、金彩で装飾をほどこした非常に凝った作りの
大変珍しいティーセットです。
クリスタル生地に様々な鉱物を混入して不透明もしくは半透明に
した『オパリーヌ』は、1800年代のフランス特にルイ・フィリップ時代
(1830〜1848年)に大流行し、陶器や石を模した色々な
色クリスタル製品が作られました。
本品は1850〜1860年代のCLICHY(パリ郊外のクリシーに在った
クリスタルリー)の製品と思われます。
クリシーのオパリーヌは多層、多色、金彩などが特徴で、
その技術水準の高さは1849年の万国博で金メダルを獲得するなど
当時のトップクラスに位置付けられていたようです。
ポットのハンドルや蓋のつまみなど頻繁に手の触れる箇所の金彩が
少し落ちている他は、時代の古さを思えば驚くほど綺麗な状態です。　　　
　　　　　　　　　　

【サイズ】　　　高さ：ポット18cm　ミルク入れ11.8cm　砂糖入れ12.5cm　
　　　　　　　　　カップ5.5cm　ソーサー18cm
　　　　　　　　 直径：ポット11cm　ミルク入れ8.4cm　砂糖いれ13cm　
　　　　　　　　　カップ口径11cm　ソーサー13cm
【年代と国】　　1850年〜1860年代　　　フランス　
【サイン】　　　ありません。