シュヴルーズと名づけられたルネ・ラリック1941年の作品で、戦後も復刻されております。
モデル名の由来は、パリの南西28kmにあるシュヴルーズの谷と呼ばれる自然公園の中の町の名から来ています。
鉢の部分に溶着された鍔のような縁部分に型で陰刻された模様が、幾何学的デザインながら森を表しているように見えなくもありません。
本品は戦前のオリジナル版で、かなり使い込まれており、底には曇りやスレがかなり見られます。
パティネで着色されたものや、オパルセントヴァージョンもあるようですが、本品は無色のプレーンなタイプです。
底が平らで深さがあるので、ジャルディニエールとして草花を活けてセンターピースにするのも素敵です。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:5cm 直径:26.2cm 底径:9.5cm |
【年代と国】 | 1931年 フランス |
【サイン】 | サンドブラストでR.LALIQUE |
【状態】 | 底に使用によるスクラッチや曇り多少あり |