ドーム社の特許ともいわれるヴィトリフィカシオン技法によって空色、群青色、わずかに山吹色が斑文状に暈した美しいガラスの蓋物です。
フランスの昔のガラスの蓋物といえばパウダーボックスかシュガーポットかボンボニエールぐらいしか思いつきませんが、そのどれでもないような不思議な蓋物です。
何となく和風な感じもしますが、茶入れにしては少し大きいようですし…?
独自の工夫で好きなようにお使いください、ということなのでしょう。
ドームのガラスは表面を酸で荒らしたマット仕立てのものが多いのですが、1930年代には本品のようなツヤっとしたガラスも多く作られました。
【サイズ】 | 高さ(蓋のつまみまで含む):7.7cm 胴径(最大):8.9cm 蓋直径:6.3cm 底径:4.3cm |
【年代と国】 | 1930年代 フランス |
【サイン】 | 手彫りでDAUM ǂ NANCY FRANCE |
【状態】 | 良好。 |