ロスコフと名づけられたルネ・ラリック1932年の作品です。
たい焼きの鯛に似た魚の上半身がビッシリと並び、水の泡を表す大小の沢山の水玉が魚を覆っているデザインが独特です。
とても大きな浅鉢で、裏側に型で施された図柄が平滑な表から透けて見えるラリック得意の手法が効果的です。
戦後復刻され、現在も作られているモデルですが、本品はオリジナル版です。
因みにロスコフはフランスのブルターニュ地方の港町の名前です。
器だけでも迫力満点ですが、海の幸を盛り合わせたら、更に豪華でしょうね。
資料画像はMARCILHAC著カタログ・レゾネからの抜粋です。
【サイズ】 | 高さ:6.5cm 直径:35.5cm |
【年代と国】 | 1930年代 フランス |
【サイン】 | サンドブラストでR.LALIQUE FRANCE |
【状態】 | 良好 |