エルブフ(ノルマンディの町の名)と名付けられたモデルで、1908年から1994年まで作られたグラスシリーズのシャンパンクップです。
バカラのカットグラスの最高峰の一つとして有名なモデルで、今でも注文で作るらしいですが2003年の時点で1客12万円ぐらいしたようです。
気が遠くなるような緻密なカットと気品ある美しいシェイプ、人間国宝級の職人の技に襟を正して鑑賞せずにはいられないグラスです。
資料画像はバカラ250周年を記念して出版された本からの抜粋で、説明によると1908年に創られたモデルで1920年にインドのマハラジャBarodaから受注されたとのことです。
因みにロシアのニコライ二世の為に創られたという説がありますが、フランスのバカラに関する出版物にはそうした記載は見られず、ニコライ二世ゆかりのグラスとして紹介されているのは専らTSARモデルです。
【サイズ】 | 高さ:15.5cm 口径:10.5cm 底径:8cm |
【年代と国】 | 1935年以前 フランス |
【サイン】 | ありません。 |
【状態】 | 良好 |