Labat & Pugibert(ラバ・エ・ピュジベール)は1877年から1897年まで存在したパリの銀器メーカーです。
かの有名な高級工芸品店l'Escalier de Cristal(エスカリエ・ド・クリスタル)の為に精緻なカトラリーを作った工房として知られており、短い期間に多くの美しい銀器を残しています。
本品はボンボン(砂糖菓子)またはフルーツ用サーヴィスと当時呼ばれた4点セットで、定番的な組み合わせです。
日本的に言えば『おやつ』または午後のお茶の時に使われたカトラリーセットと思われますが、優雅で可愛らしい銀器アイテムです。
本セットはロシア風と呼ばれた柄の細い繊細なスタイルで、柄には小花やロカイユ模様が型でレリーフされ、先の部分にはアカンサス模様が手彫りされた美しいものです。
少し傷みはありますがオリジナルの革張りの箱付きです。
【サイズ】 | シャベル:13.3cm/cm フォーク:13cm/2cm トング:10cm スプーン:12.5cm/3.5cm |
【年代と国】 | 1877年〜1897年 フランス |
【サイン】 | メーカーマークと ミネルヴァ(純度800/1000の銀)の刻印 |
【状態】 | 良好。 |